損害保険率算出機構は7日、自動車保険料を損保各社が決める際の基準となる「参考純率」を平均5.7%引き上げた、と発表した。これを受け、損保各社は個別に値上げ幅を決めるが、2010年度にも一斉値上げに踏み切る見通し。自動車保険の支払保険金が増加し、採算が悪化しているためで、参考純率の引き上げは9年ぶりとなる。事故の多い高齢者の保険料の上げ幅が大きくなる見込みで、家計の負担が増えそうだ。算出機構は同日、金融庁から料率改定の審査終了通知を受けた。改定では、年齢によって事故に遭う確率の差が広がっているため運転者の区分をより細分化した。参考純率は、等級が19等級の60歳以上の運転者は上げ率が19.9%に達する反面、30歳未満の運転者は10.3%の上げ率に止まる。条件によっては一部値下がりする。損保各社の保険料もこれらに応じた改定になるもようだ。また、利用者が増えている軽自動車の保険料も値上がりしそうだ。